CiAのアップグレード作業の間のアクセスログはどうなりますか。
また作業のタイミングおよび事前注意点はありますか。
回答
CiAのアップグレード作業中のアクセスログは取得できませんのでご了承ください。
また、CiA監査サーバで処理中のログやエージェントで通信中のログがある状態でアップグレード作業を実施した場合、該当するログは正しく記録されない可能性がございますのでご注意ください。
運用中のサーバでこのような心配がある場合には、以下に紹介する事前準備を実施した後にアップグレード作業を行ってください。
(明示的にCiAサービスを停止し、ログ処理中の状態をなくしてからアップグレードを行う方法の紹介です。)
▼事前準備
CiASetup.exeでは、関連する既存サービスの停止および置き換えをインストーラが自動で行います。
その為、基本的にそのままアップグレード作業を頂くことができますが、内部処理実行状態などによってはアップグレードに長時間を要する場合がございます。
次に該当するようなケースでは下記の手順をお勧め致します。必要に応じてご対応ください。
・作業を短時間で済ませたい場合
・作業間にログ取得を明示的に停止したい場合
・アップグレード作業中にタイムアウトやエラー等で処理が失敗する環境の場合
≪手順≫
1.エージェント機にて、「CiA Schedule Service」サービスを停止。※停止以降、新たなアクセスログは上がらなくなります。
2.監査サーバ機にて、「CiA Schedule Service」サービスを停止。
3.エージェント機および監査サーバ機にて、以下フォルダ内にファイルがある場合は任意の場所に退避。
\opelog\FILE_OPELOG ※基本的にエージェント機を確認下さい。
\opelogTemp ※基本的に監査サーバ機を確認下さい。Ver及び構成によっては本フォルダはありません。
\storelog\FILE_OPELOG ※基本的に監査サーバ機を確認下さい。
※これらはCiAでエージェントが取得した一次ログ(SQLServerに渡ってログ解析処理される前の処理待ちデータ)です。
4.以上の状態でCiAのアップグレード作業を実施してください。
新規アクセスログはアップグレード後から取得されます。
5.(上記3で一次ログファイルを退避した場合のみ)
CiAで正常稼働が確認された後、退避データをそれぞれ元のフォルダに戻すことで取込み処理が継続がされます。必要に応じて対応ください。
※尚、該当データを破棄する場合は戻す必要はありません。
以上宜しくお願いします。