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No. 1011

CiAはどれくらいの規模の環境で利用することができますか?

回答

CiAにおいて集積されるログサイズおよび処理性能については、導入されるシステム環境やファイルサーバの利用頻度(監査対象に対する実際のアクセス数)など、環境や運用によって大きく左右される点となるため一概に示すことができません。

参考値として、開発内検証で確認されている状況を記しますので性能目安としてご留意ください。

●集積されるログのデータ容量について
大よその平均値ですが、1回のファイル操作あたりに蓄積されるログ・データサイズは約5~6KBとなります。

※尚、ファイルサーバ上にあるファイルを直接内容編集するなど操作した場合、操作ごとにログが生じ、総ログ量が多大になる可能性がありますのでご注意ください。

●監査サーバ処理性能について
下記環境において、CiA監査サーバのデータ処理性能として大よそ次の値が算出/確認されています。運用にあたって予めご承知ください。

【算出結果-性能参考値】
ファイルサーバのアクセス数の合計が平均 300アクセス/min以内であること

【算出条件】
- CPU: AMD Athlon64 Dual Core Processor 3600 1.9GHz
- Memory: 2GB
- OS: Windows Server 2008 R2
- CiAの各設定は初期状態

【備考】
上記の参考アクセス数については「平均値」となります。
一時的に高アクセス状態が生じる環境でも、夜間など低アクセス帯がある場合には、理論上滞りなくログ格納処理が行われます。
(処理完了まではログは閲覧できませんので、ログ取得から表示可能まで一時的なタイムラグは生じます。)

尚、ファイルサーバの利用頻度が上記のアクセス数を定常的に超える環境では、取得されたログは徐々にプール(処理待ち)され、サーバのパフォーマンス低下/圧迫の原因となります。
この様な環境では、監査対象設定の見直し(ログ範囲の絞り込み)、CiA構成見直し(監査サーバとエージェントの分離)、サーバスペック増設などの対策をご検討頂く必要があります。